2005年、「SS501」のメンバーとしてデビュー、数々の音楽賞を受賞するなど一世を風靡し、日本でも高い人気を得たキム・キュジョン(SS501)が7月21日、1stシングル「愛を描く」を引っさげ、待望の日本ソロデビューを果たした。
ソロ歌手として、またドラマ、ミュージカル出演と多方面で活躍中のキュジョンは現在上演中のミュージカル「愛は雨に乗って」に出演中。ミュージカルの合間を縫って来日したキュジョンは23日、日本ソロデビュー記念記者会見に登壇。タイトなスケジュールの中、会見終了後インタビューに応じてくれた。
白地にブルーのポケットがアクセントのシャツにブラックのハーフパンツと会見とは打って変わった夏にぴったりのカジュアルスタイルでキュジョンが現れるとインタビュールームは一瞬にして爽やかな雰囲気に包まれた。優しい微笑みと「よろしくお願いします」と日本語のあいさつからインタビューがスタート。
―ファンの方に見守られての記者会見でしたが、終えた今のお気持ちはいかがですか?
とってもいいです。(満面の笑みを浮かべるキュジョン)日本でソロデビューシングルをリリースするということで、心配や不安が多かったですが、こうしていざ、来てみると心配というよりワクワク、ドキドキという快い気持ちの方が多いですね。
―7/21日本でのソロデビューを果たし、タワレコディリーチャート1位を記録したとお聞きになっていかがですか?
すごくうれしいですし、感謝しています。これから、もっともっと、頑張らなければと思いました。韓国ではなく、日本でも僕を応援し、見守ってくれる方がいて、うれしいです。
―ファンの方は待ちに待った、ソロデビューだと思いますが。
本当にお待たせしました。お待たせして申し訳ない気持ちもありますが、その分頑張って準備したので…よろしくお願いします。
―タイトル曲の「愛を描く」という曲のタイトルはキュジョンさんがお考えになったのですか?
はい。曲のタイトルもすごく悩みました。「君を描く」というタイトルにしようか、という話もでていたのですが、作詞家の方と相談して「君を描く」はチョット、ありきたりじゃないか、ということで「愛を描く」の方がいいと思って決めました。
―キュジョンさんが絵を描いているPVでしたが、こちらもキュジョンさんのアイデアですか?
コンセプトのアイデアは僕が出しました。監督が助けてくれて、いろいろな撮影技法を使って作りました。
―ヒロインが実写ではなくアニメーションに変化していく様子がドラマチックですごく良いですが。完成を見た感想はいかがですか?
普段のPVは撮影した分を確認しながら撮影するのですが、今回は絵だったので、完成してからでないと全体がわからなくて、後から見るのに、不安もありました。でも完成したらとても良いものになりましたので満足しています。
―前回のインタビューでは「新しいイメージを披露したい」と、おっしゃっていましたが、「愛を描く」ではキュジョンさんのどんな新たな面が見れますか?
「SS501」の時は歌とダンスに重点をおいていたので、今回のソロデビューは“聴く”ということに集中して。ファンのみなさんが聴くだけで僕を思い浮かべ、感じられることを意識しました。個人的には僕が好きなものを選んでいるので“僕らしさ”がでているのではないかと思います。
―キュジョンさんが、作詞作曲した楽曲「 君へ…~僕らのストーリー~」も収録されていますよね? 苦労した点は?
日本語での作詞が大変でした。もともと、全部ひとりでしたかったんですが、僕が書いたものを日本語ができる友人に助けてもらって、より良い表現にして作りました。イメージはあったんですが、なかなか良い日本語が浮かばなくて、友だちに助けてもらって、「見守っていてくれる」という歌詞が出来上がって、気にいっています。「見守っていてくれる~、だよね」(自身が歌い、スタッフに確認するキュジョン)
―他にここは特に力を入れたというところはありますか?
「泣かないで、僕が歌うよ」という歌詞があるのですが、グループ活動の時など日本に来るとファンの方が僕を見て泣いたりしたことがあって、楽しく、幸せになる為に僕と会っているのだから「泣かないで、笑顔でいましょう」という話を前からしていて、そういう気持ちを込めて作った部分もあります。“ストーリー”という単語ですが、前に日本に来た時に初めて歌った日本の曲がAIさんの「Story」という曲で、その曲も歌詞も好きだったのでそういった気持ちを込めました。
―どんな時にインスピレーションが浮かびましたか?
(いきなり、立ち上がり、ジェスチャーを交えて説明するキュジョン)
銭湯の脱衣所で服を脱いだところでインスピレーションが浮かんできて。裸のままですがその場ですぐ携帯に録音して(笑)そしてそれからお風呂に入りました(笑)そして、お湯につかりながら、「あ~! いいものがつくれたなぁ~」と考えながら、その日すぐに作業しました(笑)
―しゃれたカフェや雰囲気のあるところではなく、お風呂場なんですね。
ハハハ。カフェ? いえいえ、お風呂場です(笑)リラックスできるので(笑)
―それではまた、お風呂に入ってリラックスしたら、また曲が作れますね。
はい。日本の温泉に入りたいですね。日本の温泉に入ったらいいものが作れるかも。
―日本で行きたい温泉はありますか?
箱根に行きたいけど今はいけないので残念ですね。今回プロモーションで大阪に行くのでそこで温泉に行きたいです。ちょっと、調べたんで…いい所が見つかりました。
―これから日本での活動も増えてくると思いので、キュジョンさん、ぜひまた、日本の温泉に入って、作詞作曲に挑戦してくださいますか?
はい。一生懸命頑張ります。
―今回の「愛を描く」にちなんで、キュジョンさんはどんな女性と“愛を描きたい”ですか?
ハハハ。僕が見て、僕の目にきれいな人。
―やはり、きれいな女性というと、髪が長くてスタイルがいい人がいいですか?
髪の長い女性もきれいだと思いますが、そういう女性がいきなり、バサっと切った時にすごくかわいく見えます。
―キュジョンさんはギャップに萌えるほうなんですね。では女性だけでなく、他の事もギャップに感動する方ですか?
そうですね。すごく忙しい活動が続いている中、ある日、静かな公園に立ち寄って、すこし横になった時に空がすごく澄んできれいで。都会の喧騒の中、気持ちだけでもリラックスできるように気づくことに感動します。
―キュジョンさんは今、まさにミュージカル「愛は雨に乗って」の公演の真っ只中ですね。今回は3人芝居ということですがいかがですか?
3人という少人数で1時間半作り上げるのは難しいと思いましたが、逆に、それがあるからこそ、観ている方がもっと感動できると思います。3人でいい作品ができていると思います。
―キュジョンさんにとってミュージカルの魅力とは?
ドラマや映画は一旦撮影したら終わりですが、ミュージカルは何度も同じものを演じていても毎回違う感情が湧いてきて、観客の反応も毎回違うというところに魅力を感じますね。
―今後、出演してみたいミュージカルはありますか?
ずーっと、笑っていられるおもしろくて、楽しい作品に出たいですね。「キム・ジョンウクを探して」(邦題「あなたの初恋探します」)という作品もいいですね。
―除隊後ドラマ「S.O.S私を助けて」に初出演されましたが、俳優キム・キュジョンとしていかがでしたか?
日本はどうかわかりませんが、元々、歌手やアイドルが俳優として演技をするということは最初演技に対し厳しい目線で見られるところがあると思うので、そういった点も意識せざるをえないので、今は欲張らずにこつこつ努力して30代中ごろになって、俳優として認められたいと思いますね。
これからもドラマ、映画のオファーがあれば、どんどん、出演したいですね。
―今後出演したい作品や役柄はありますか?
今「28個の月」(日中韓で放送・配信のドラマ)で悲しい役でずっと泣いているので、楽しい、面白い感じのドラマがいいですね。
―ラブコメはいかがですか?
ラブコメ、いいですね。落ち着いた雰囲気の例えば、日本の映画「カモメ食堂」や「亀は意外と速く泳ぐ」のような作品に出たいですね。
―最近よく聴いている音楽を教えてください。
もう亡くなられていますが歌手のソ・ジウォンさんの「Another start」です。今、再生しますね。
(キュジョン自ら、携帯電話をとって聴かせてくれる優しいキュジョン)
(メロディーが流れる中)この曲の雰囲気がとても好きなんです。
―キュジョンさん、携帯の待ち受け画面を見せてもらってもいいですか?
これです。
(待ち受け画面にはビールの写真が)
―これビールですよね(笑)
ハハハ。待ち受け画面はビールです。
(携帯を持ってビールを飲む仕草をするキュジョン)
―ビールお好きなんですね。日本のビールも好きですか?
ええ、好きです! 飲みたいですね(笑)
―“これだけはないと困る”という必需品は何ですか?
無いですね。携帯さえもなくてもいいと思っています(笑)
―携帯電話なくても大丈夫ですか?
はい。自分の為に携帯があるのか、自分が携帯の為にいるのかと思うことがあるので…。逆に、携帯はない方が楽ですね。
―今日の会見にもたくさんのファンの方がいらっしゃいましたが、もし日本の屋外でファンイベントをするなら、海、山、遊園地、どこでどんなことをしたいですか?
海がいいですね。
―海を選んだ理由は?
山登りが嫌だから(笑)遊園地もいいですが、海がいいですね。
―海で何をしますか?
僕が楽しい歌を歌って、ファンのみなさんはビールでも…(笑)
―海ということはファンの方は水着着用ですか? もちろんキュジョンさんも水着着用で(笑)
ハハハ。実は以前、ファンミーティングの時にいたずらで「白い水着を着てください」と言われたことがあって…。持っています(笑)
―白い水着を持っているんですか?
はい。日本で初めて水着を買ったのが白い水着でした(笑)泳ぐことができなかったので、とりあえず買って、着てみましたが恥ずかしくて...。
―もう水着も準備できていることですし、夏のファンイベント、実現できたらいいですね。
はい、(やきそばを焼くジェスチャーで)僕はやきそばも作りますよ(笑)
―アーティスト・キョジョンとして、またプライベートで今後、挑戦してみたいことはありますか?
アーティスト・キョジョンとしてはたくさんありますね。プライベートとしてとなると難しいですね。
―プライベートで何かの資格を取るというのはどうでしょうか?
資格ですか(笑)料理の資格を取ることは興味がありますね。洋食で(笑)韓国料理は何とか作れるので、でも洋食はなかなか難しくて。でもカッコいいと思うのでいつかチャレンジしたいですね。
―「SS501」10周年の日にヨンセンさん、キム・ヒョンジュンさん(マンネ)の3人でInstagramに仲の良い写真をアップされていましたが、よく、連絡を取り合っているんですか?
はい。カカオトークで毎日みんなに連絡しています。
―では記者会見が終わったあともすぐ報告されたんですか?
はい。すぐ連絡したので、全部わかっていますよ(笑)
―やはり、ファンの方の願いはいつか「SS501」として5人揃ってステージに立つことだと思いますが、期待していいですか?
ファンのみなさんが待っていてくださる間、ずっと話し合っていますし、今後、プレゼントではないですが、そうしたいと思っているので待っていてください。
―10周年を迎え、改めて韓国で応援してくれる家族の方にメッセージをお願いします。
いつも感謝の気持ちを強く持っています。僕じゃなくても自分の家族に芸能人がいたらすごく、心配で大変だと思うんです。それがわかっているからこそ、「いつもありがとう」と感謝していますし、「心配してくれてありがとう」といつも思っています。今回、プロモーションで大阪に行きますが両親を大阪によんだので親孝行したいと思います。
―最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
待っていただいた分、本当に頑張って準備し、作ったアルバムですし、初めてということもあり、本当に心を込めた作品なので、聴いてよかったら、友だちや家族、周りの方に紹介して欲しいと思います。これから日本の活動を頑張っていくつもりなので、今回来られなかった方もぜひ会いにいきますので、ちょっとだけ待っていてください。「ありがとうございます」(日本語)
写真撮影ではやはり、大人気グループのメンバーということもあり、自らカッコいいポーズを次々とキメる姿に圧倒された。
また、質問に答えるキュジョンの言葉と優しい気遣いからは彼の温かい人柄が感じられ、まっすぐに見つめるまなざしとふと見せる憂いの表情にと、まさに彼の“ギャップ”に魅了されるインタビューとなった。
日本ソロデビューシングル「愛を描く」は楽曲、PVはもちろん、3パターンあるCDジャケット写真、ジャケットの中身ひとつひとつにまで細かくこだわり作り上げたもので、アーティストとしての才能、彼の優しい人柄とそして、様々な可能性とキュジョンの魅力がたっぷりと詰まった日本ソロデビューに相応しい作品となった。
9月13日、東京・渋谷さくらホールにて開催される日本でのソロライブイベントも決まり、精力的に活動していくキュジョンの活躍にますます期待が高まる。(記事&写真引用:(C)WoW!Korea、2015年7月30日付)
☆今後に注目!!!
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